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100529:0903
近頃、日本神話が妙に気になっていた。毎日、昼休みに仕事場の近くの紀伊国屋で関連の本を立ち読みしていたのだけど、同じ数冊の本を何度も立ち読みするのも行儀の良い行いではないと思い、昨日ようやく一冊購入する事にした。立ち読みしていた中では一番平易に読めそうな、『日本 神さま事典』というやつ。 文章は易しく、イラストもそれなりにあって、ただの神さまの一覧で終わらず神話のあらすじにもある程度ページ数が割かれている。ところどころに脱字が目に付くなと思っていたら、平成17年に初版が出て、これがその初版だった。ふむ。多くの人は日本神話にそれほど興味がないか、圧倒的なまでの長時間の立ち読みで済ませてしまうのかもしれない。 まだ冒頭の数十ページを読んでみただけだけど、日本神話には「経典」がないのだな、と気づいた。数えきれないほど多くの神さまのエピソードが、古事記や日本書紀、風土記、古語拾遺(こごしゅうい)などといった書物に記載されているらしいのだけど、そのどれも、広げられた物語が終われば「おしまい」である。他の宗教に感じられるような、「だからこうしなさい」という教えがない。そこの解釈の委ねられ方が、あとがきのない小説のようで、なかなか心地良い。 100526:0708
午前4時に起床。水を飲んで、4時10分にはコンピュータの前に居た。もはや模範囚である。誰が囚人と呼んだ。 午前5時くらいに「Nortification」という文字を打った瞬間にふと、北欧の地図が読めない事を思い出した。文字の綴りが僕の中で北欧に関連づけられているのだ。この感覚はたぶん誰にも伝わらない思うけれど。 実際、僕は地理が致命的に弱い。北欧といえばフィンランドとノルウェーがある辺りだという事はなんとなくわかっている。スウェーデンも含まれるんだろうか。ほんの二十年くらい前まで、もしこういった事がわからなければ僕たちは黙って辞書を引くしかなかった。今であれば、Googleで検索すれば「北欧 国 ー 81,116,000件(1.01秒)」みたいな感じで瞬時に答えがわかるだろう。それは便利であると同時に、生活の中の「謎めいた物事」が簡単に消せてしまうという事を意味する。 というわけで、たまには調べずに放っておこう。僕にとって北欧といえば「もしかして:Nortification」という意味不明な関連付けで構わない。とりあえず今のところは。 100524:0451
午前3時半に起床。昨日起きたのが午前2時くらいだったので、着実に一般的な生活リズムに近づいた事になる。やればできる。さらに語呂良く言えば、寝れば起きられる。まだ僕と犬は風邪をひいていない。 コーヒーのためのお湯を沸かし、それを待つ間に少しだけ残っていた洗い物をした。空腹だったので食パンにチーズをのせて食べようと思ったけれど、あまりに平凡に感じられたので発想を転換し、チーズに食パンをのせる事にした。発明に大切なのは、情熱と信念または思い込みの強さだと聞く。 食器を洗うときにはいつも、それらを置くトレイの充填率を意識する。充填率を意識すると洗う食器の順番がゆるやかに確定されていく。また、意識するからうまく収まるというものでもない事がわかる。15歳の男女のようだ。 100520:2209
ようやくMighty Mouseの調子が悪くなってきたので、昨日Magic Mouseを買った。奥様用に買ったものをこれまで何度も使った事があるので、違和感はなし。 ところが時々、動きがガタガタになる時があって、ひどい時にはマウスの軌跡だけ古い映写機で見ているような動きをする。たびたび奥様のMagic Mouseを借りた時には発生していなかったので、他の機器との干渉というのでもなさそう。仕方がないので太古の知恵を呼び覚ましてPRAMクリアを試した。ジャーン。ジャーン。効果音を文字に起こす意味はあまりない。今のところ映写機現象は再現せず、落ち着いている。 個人的感想では、Mighty Mouseに比べてカーソルの動き出しが気になるかもしれない。「もたつく」というのは言い過ぎで、二日前まで使っていたマウスとは違うな、と違和感を覚える程度。 100519:0719
混みいったややこしい企みも、無理に当てはめるべき枠もなく、今の自分が作りたいものを作っていくと、自然とそれがこれまでの自分の集大成のようなものに仕上がってきた。 100518:0559
「もしかしたら僕は天才なのではないか」という発想がここ数週間で二回発生した。二回とも、直後に「もしかしたら僕は天才なのではないかと勘違いしているのではないか」という考えに至ったため、大事に至らずに済んだ。 昨日の明け方、ファミコンの音楽が急に気になって、思いつく音楽を色々と探った。当時聞いた時にも鳥肌がたったけれど、ドラゴンクエスト3のこれはすさまじいですね。 100517:0650
土日は買い物を除けばほとんどコンピュータの前にいた。ずっとプログラミングをしていると、左手の方が多くキーを叩いているに思える。かな入力で日本語を打つ時の方が、多分左右の打鍵数のバランスは良いのではないかと推測。 娘がピアノで「こいのぼり」を弾けるようになったようで、息子に対して「ねぇミナト、昼休みに先生に、『うちのアカネはこいのぼりを弾けるよ』って教えてあげてもいいからね」とやけに遠まわしなアピールをしたのだけど、息子は深刻な表情で「でもミナトは昨日から風邪をひいている……」と自分のスケジュールに勝手に幼稚園を休む予定を組み入れた。彼は以前はよく敬語で話す姿が面白かったのだけど、近頃は独白調の語りに変化している。これを成長と呼ばずしてなんと呼ぼう。 泉が湧き上がるように次々とアイデアが浮かんできて、とてつもないスピードでプログラミングをしている。 次にリリースするソフトウェアは、僕にとっての原点回帰でありながら、これまでの歩みの「まとめ」みたいなものになりそうだ。 100515:0739
28時に眠って午前7時に起床。寝ていない。刑務所に収容された初日みたいにぜんぜん眠っていない。経験があるわけではないけれど、僕レベルになってくるとその辺りは想像だけで断言してしまえる。今日は刑務所暮らしの初日と捉えることが可能。きっと、こういうよくわからない喩えを持ち出すのはとても眠いからだと思うので、察してくれればいい。 子供の頃から清潔で洗練された矛盾のない暮らしをしていたら、きっと今の僕はいないだろう。時々そんな事を考える。壁に大きく番号の振られた無個性で硬質な社宅と、日曜日に母親が買ってくるダイエーのお好み焼きが僕をつくったのだ。きっと。 100511:0620
日曜日の買い物の帰り道。ハンドルを握る僕が、道端の看板を眺めながら「そういえば近頃、障害者の害っていう字が良くないらしいよ」という話を奥様にすると、「なんか『スズリ』みたいな漢字に変えるんでしょう」と彼女は言った。……スズリ、と僕は心のなかで思った。 100510:0719
振り返ってみると、このページには毎日数行しか書いていない。書くことがないのは、いま僕が没頭している作業に関して、まだ書くべきではないと感じているからである。とはいえ、女装して逆立ちしながら皇居周辺を徘徊している、といった口外できない作業をしているわけでもない。 昔、「口内炎には蜂蜜を塗りなさい」と祖母がよく言っていた。ある時「どういう効果があるの?」と尋ねると、「痛みよりも甘い方が気になるから」と返事があった。痛みよりも甘い方が気になる。なるほど。 100507:0610
午前5時半になったので、部屋のカーテンを開けて外を眺めると、雨だった。コーヒーを用意するために1階に降りると、奥様がお弁当をつくり始めていた。僕の知る限り、茹で上げた直後のブロッコリーに勝る野菜は存在しない。 先日、入浴中に息子が「親指姫は親指の大きさなんだよ。小さいでしょう」と言ったので、「もしその基準が『親指姫の親指』だったら循環するね。ぐるぐる」と答えた。彼は「あ、大人気ないことを言う人がいる」という目で僕を見ていたので、いたく満足した。 100506:0428
最後の休日も21時に眠り、午前4時に自然に目が覚めた。表面だけが覚めたコーンポタージュのような不思議な体温。 明け方から活動を開始すると、誰かにとっての昨日が、僕にとっての今日と繋がっているという事実に好奇心を覚える。どこか遠い土地で、今にも眠りに落ちそうな頭を抱えてコンピュータに向かっている人がいるのだ。 100505:0435
ゴールデンウィークは初日から、毎日21時前後に眠って3時から4時の間くらいに起きる生活を徹底した。子供たちと一緒に眠り、それでいて誰にも干渉されない時間帯が3時間くらい確保できる。おまけにコーヒーを飲みながら空が白んでいく様子も眺められる。とても落ち着く。 奥様が子供たちの寝言をよく収集しているのだけど、そのうちの幾つかはとても興味深いものがある。二人とも、とてもはっきりとした口調で寝言を言う。昨夜はアカネが「だから後ろにたくさん居るって言ったでしょう。あはははは」と言ったらしい。ミナトは数日前、「ヨッシーとクッパとミッフィーで、あわせて五人だ」と言った。背景がわからない。 100502:0437
辺りがしんと静まり返り、誰もが目を閉じている時間にひとりで布団から抜け出て、午前四時半に呑むコーヒーは世界で一番美味しい。それは、たとえばコーヒーに求められる幾つかの要素、すなわち静寂と温もりと回想が強調されるからである。夕方になれば真逆の事を言うだろうと思うので、適当に聞き流してもらって構わない。 毎日、井戸を掘るように、基礎周りのプログラミングを続けている。井戸掘りと決定的に異なるのは、確実にその先から水が湧き出ることが、僕には把握できている事である。人はどんな事からでも何かを学べる。 100430:0609
午前4時5分に起床。一日の僕の役目は、シャッターを開ける事に始まる。 はじめに神は、シャッターを開けた。するとそこに光が射した。スズメが朝を告げた。やがてリビングは十分に暖かくなり、次に神はトーストを焼いた。はじめに一枚の半分を焼き、さらに一枚を焼いた。トーストを食べ終えると神は小野リサを再生したが、爽やかな朝を演出する度合いがやや過ぎると考えられて、ドアーズのBack Door Manに変えた。「I'm a back door man」と神はつぶやかれた。 100428:0231
ディズニー映画における荒れ狂う海を思わせる強い風雨が、リビングのシャッターを容赦なく打ち続ける午後八時前後に、その英会話教室のセールスの女性は訪れた。という書き出しでレイモンド・カーヴァー的物語がはじまる予感を覚えさせつつ、女性にはお引き取り願ったので物語は終了である。 100426:0044
一昨年くらいに、主にサーバ容量の都合で2007年以前の日記をさっくり削除したまま放置していた。 何が成長していないかと言えば、たとえば句読点を打つタイミングが今の僕にそっくりである。 100425:2335
奥様の実家で寿司をご馳走になって帰宅。奥様は、子供達にはまだナマモノを食べさせないようにしていて、本日のところ二人が食べていたのは、かっぱ巻きと巻き寿司とたくあん巻きであった。 次のバレンタインデーはまだずいぶん先だけど、ここであえて宣言しておくと、僕は巻き寿司がどうも苦手である。いつものように回りくどく、「長いものに巻かれろ」的な哲学を感じて忌避しているわけではなく、わりと人間味溢れる理由であり、「……食べても食べても味がよくわからない」と感じてしまうのだった。 ただしこんな僕でも、高校生の頃に我が家で行われた「料理の鉄人ごっこ」で、村上君の作った「もぎたてフレッシュトマトのインスタント・コーヒー煮込み」はきちんと食べた。あれは「食べても食べても絶望的な味がする」というわかりやすさがあった。そういった意味では、生まれ持ってキャッチーさを備えていたと評価できる。 100425:1241
10時半までぐっすり眠って起床。玄関のベルが鳴ったのでインターホンを取ると、「犬を飼っているおうちに話を聴いて回ってるんですけど」と小学生の女の子三人が立っていた。「申し訳ないんだけど、今日犬はうちの奥さんと一緒に実家に帰ってるんですよ」と説明すると、「そうですか。ありがとうございました」と去っていった。犬を飼っている家庭に内閣支持率を聴いて回っているのかもしれない。 混乱とともに始まり、混沌とともに終わる。そんな感じのUstream実況にお付き合い下さった暇な方々(失礼)、ありがとうございました。 100424:2203
テーマも何も決めず、とりとめのない内容で、ネットラジオ始めました。 100424:1245
肌寒い土曜日。昨晩眠ったのが午前3時半で、9時に目覚めた。休日にしてはぜんぜん寝ていない。必要に迫られて、久しぶりにOpenGLの勉強をしていたら日付をまたいでいたのだった。このくらいの集中力がなぜ30歳を過ぎてから研ぎ澄まされてくるのか、不思議である。少なくとも世間で言われるような精神面での衰えはまったく感じ無い。体力は昔から一貫して衰えている。 村上君の提案。様々な状況が折り合えば、本日22時前後からUstreamでWebラジオを行うかも。お時間のある方はお付き合い下さい。 |