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100131:1053
村上家を訪れ、日に日に大きくなるご子息に、現在のこの混沌とした世界の抱える解決の糸口の見えない諸問題を童謡風に伝えたり、ゲームをしたりしながら、わいわいと午前三時まで。我らがメディア王、林君が訪れてからは、四時間くらいマリオをしていた。マルチプレイがこれほど楽しさを膨らませるとは。何度、叫ぶ林君を穴に放り込んだか、記憶にない。 先日、京都を訪れた際の写真を、65枚選んで処理し終えた。地面を歩いていても後部座席に乗っていても、「なんで僕は今、こんな所にいんのかなぁ」と考える旅でしたが、そういうふんわりとした問いかけ、みたいなのが写真にも的確に表れていて良かった。要するに「なんでこんな写真撮ったのかなぁ」という程度の写真が多い。近々公開されます。 100130:1030
「冷蔵庫の……一段目にホット…ケーキがあるからそれ…を……(バタッ)」と言い残して、風邪をこじらせた奥様が布団にもぐりこんでしまったので、子どもたちに朝食を用意したー。リクエストに答えて紙飛行機を作ったー。 Google日本語入力が更新されたと聞いて試してみたところ、かな入力での長音「ー」の入力方法が一般的なものに変更されていたー。指に変な癖がつく前で良かったー。その代わり語尾に長音を多様する変な癖がついてしまったかもしれないー。 100128:0650
日曜日の午後、家族で川西まで買い物に行った。手芸屋と本屋と図書館を周った。特に何か欲しいものがあったわけでもないので、二階のパン屋でおやつを食べて帰ろうとしたら、広場で大道芸が行われていた。 後ろの立掛に、弱々しいフォントで「パフォーマンスショー」と貼られただけのステージで、演者はジャグリングを披露していた。海の家を思わせる音響もチープであるけれど、海の家をシミュレーションしているのだとしたら見事である。その音響にあわせてジャグリングは続く。 「実は、リング2つまでなら僕でも出来る」と娘に自慢していたら、舞台の上の彼はあっという間に5つのリングを操り始めた。僕は米国人風に肩をすくめる。これほどの数のリングが宙を舞う姿など、ソニック以外では見た事がなかった。やがて演技は佳境に入り、パイプ椅子を四段組み上げた頂上でバランスを取っている。誰が見ても「危ない!」と感じるだろう。「危ない! ソニック!」と誤った感情移入をしてしまう女性も居たかもしれない。 ともあれ、無事に演技は終わり、広場には大きな拍手が鳴り響いた。珍しいことに、人見知りの激しい娘が自分から握手を求めて駆け寄った。「ふむ」と僕は思った。 100125:0623
5時に目が覚めた瞬間、目覚ましのアラームが鳴った。僕が子供の頃には「スヌーズ機能」なんて言葉は聞かなかった。どうも生ぬるい雰囲気の単語だ。「スヌーズ」の「ヌー」あたりに着目すると、二度寝することを推奨しているような響きを感じるのは僕だけなのか。 トーストが焼き上がるのを我慢できないくらい空腹だったので、食卓のカゴに入っていたビスコを3つ食べた。例の楽曲を口ずさみながらポケットを叩いて枚数を増やそうかと思ったけれど、ビスコは厳密にはビスケットではなく、また、その種類の手品は体得していなかったため実現しなかった。 100124:1141
晴れの日曜日。実家からこちらへ、わりと大きな荷物を運ぼうと思っているのだけど、なかなか予定が立たない。そもそも階段を上げられるかどうかわからない。 ちなみに子どもが生まれた時に林君にもらった巨大なクマのぬいぐるみは、この家に引っ越した時から子供部屋に居る。うちの子供だけでなくお客様の子供たちにも人気であるけれど、生物学的にクマである事を無視してウマ乗りされる状況が散見される。 ファンヒーターの前に座り、「キツネコアラッコウモリスズメダカ、の中の動物が何匹いるか」というなぞなぞを子供に出したら、「わからないよ」と言われた。 100123:1447
晴天の土曜日。窓を開けるとやはり肌寒い。 階段で奥様に「ところで、今日の歯医者さんは何時から?」と尋ねられたのが、ちょうど歯医者の予約時間の2分前だった。あまりの脱力感に歯が全部抜けた。 夏休みの宿題を忘れた小学生のような声で、すぐにキャンセルの電話をかけた。「飼っている小鳥が昨日からいなくなってしまい、どうしても外へ出る気分になれないんです」と言い訳しようかと思ったけれど、たとえ嘘をついても、自分自身の心を騙す事はできないと考え、「本当にすみません、ちょっと熱っぽくて」と言った。 100120:0719
24時に眠って6時に起床。やりたい事がある時はどんなに眠くても自然に目が覚める。学生の頃、いかにやりたい事が少なかったかというのがよくわかる。 コーヒーを用意して1時間ほどプログラミング。iTunesをシャッフル再生していたら、ガムランが二曲続けて再生された。どんな微妙な水曜日になるのだ、今日という日は。 100118:2222
数年前にも書いたような気がするけれど、帰宅していつもより肩が重く、疲れていると自覚した時なんかには、宇宙船サジタリウスのオープニングを聞く。 歌詞に感情移入するわけでもなく、好き勝手に飛び回るベースと、丁寧なメロディの運びが素敵だなといつも感じる。そしてまた、なぜか途中から「およげたいやきくん」を聞いている気がしてくるけれど、たいやきくんもまたスーパーマンではないしスペースオペラの主役でもない。 100118:0717
久しぶりのような気がする月曜日。2時間かかりっきりで、ひとつの作業に集中。僕は集中するのは得意な方だけど、集中する分野を固定するのは苦手である。 春までに形にしようと思っている作業に着手して、とっかかりを掴んだところ。大切なのはやり遂げる事ではなく、やり遂げる気持ちを保つ事である、という考えに囚われない事である、と曖昧に逃げない事である、と読点を打ちすぎない事である。とだらだら書いている暇があったらさっさと食パンを食べる事である。 100116:2055
半年に一度の会議から帰宅。帰りに楽器屋さんへ寄って色々と眺めた。僕は楽器屋において、玄人っぽい仕草を振舞うことに関してちょっとした権威である。エレキギターを意味ありげな方向から眺めたり、電子ピアノの黒鍵だけをなぜか執拗に鳴らす振る舞いによって「あ、この人……、できる」と思わせるだけのオーラをまとっていると自負している。値段を調べただけで特に何も買わなかった。 紀伊国屋に入った途端、なにを探して本屋を訪れたのか忘れた。たまたまKANの引き語りライブの楽譜が出ていたのを思い出し、立ち読み。ALLENTOWNの文字を見て反射的にビリー・ジョエルが聞きたくなり、iPhoneで再生すると気分が落ち着いた。良い時代だ。でもビリー・ジョエルを探しに本屋へ来たのでなはい。 100115:0042
奥様が台所の棚に置いてくれていたバターサブレを食べ終えた。もうこの家にはサブレらしきものはない。あんまり頻繁にサブレサブレと声に出していたら、サラブレッドの略称のような気がしてきたけれど、きっと疲れているんだろう。 色々と、やらなければいけない事を後回しにして、あえてやらなくても良いことを先にこなしている日々。誰に理由を尋ねられても「いや、自分でもよくわからないんですよ」と回答するしかない心境。でも「……きっとご自身でもわかってないでしょう?」と尋ねられたら「君に何がわかるというのか」と平坦な口調で聞き返す。お気づきのように、これら二つの段落を用いてなお述べたいのは、疲れているというただそれだけの現状報告であった。あと、サブレが食べたいのだ、と。 「妥協」を理想に置くことができればとても楽だ。そんな気持ちでコーディング中。暖かくなるまでに形にしたい。一方で雪だるまを作りたい。 100113:0106
眠い。それもただ眠いのではなく、さっきからパターサブレを食べ過ぎて眠い。体感午前三時。体感腹九分。 羊のように黙々とバターサブレを食べていると、自分は本当に羊なのではないかという気がしてきた。あと、漢字は表形文字とは言うけれど、羊という字はどう見てもカンブリア紀のトンボにしか見えない気もしてきた。 などとやたら文字の話をしていれば、先程バターと書くべき所をパターと書いたことに気づく人が10人くらいは出現するはず。時として、大切なのはフォントではなくフォントサイズである。 100111:2235
いや、本当はちゃんと考えたのである。日曜夜遅くのiChatで、僕と村上君は高野山、奈良、比叡山、明石、滋賀、大阪湾、などの多様なアイデアをディスカッションし、「もしかしたら『明日集まりたい』と考えているのは杉尾氏だけではないか」との確信に近い疑念をも机上に並べ、精一杯議論した末に「原付三台で、大阪城と天王寺辺りをうろうろする」というエレガントかつ毎日が節約術な案にまとまったのであった。 ところがiChatが終了した22時頃、チャットに参加できなかった杉尾氏が、「大阪は嫌や」と言う。「毎日通ってるんやもん」とかわいらしい関西弁で言う。「あと、この時期にバイクで一時間走るのは結構厳しいよ」と言う。実はこの三名とも、原付に寝袋を担いで東京や下関まで旅した事がある人間なのだけど(僕だけ両方行った)、僕と村上君は実生活が非常に充実しているため、そのようなハードな記憶は薄れていたのだ。危ないところだったと思う。杉尾氏の幸薄き人生に感謝。 というわけで、亀岡から京都へ、という方向性に決定。近々、写真をSYA-KYOUにて公開予定です。と書いて気づいたのだけど、何年も前に僕がひとりで京都を歩きまわった時の写真、まさにそのSYA-KYOUに置いてあるのでした。そこに並んだ写真はどれも、最近のものとは趣が違うけれど、色にはあんまり興味がない、という姿勢は変わってないかも。 100111:0942
26時に眠って9時に起床。布団から出た瞬間、寒いのであと15時間眠ろうかと思ったけれど、予定があったような気がして思いとどまる。 金曜日のこと、娘が奥様に、「いつまで生きてるんやろうか、みんな……」と呟いたらしい。恐るべし五歳児。「ごさいじ」をそのままのイントネーションでゆっくりと言い直せば、どこかにある由緒正しい寺みたいな感じで響く。 100109:1314
それなりの値段の品物の購入を決断し、ATMでお金をおろしてヨドバシカメラに出向いたら、売り切れだった。 一週間ほど悶々と悩んだ挙句の決断だっただけに、「……これはきっと神様が『今は購入すべきでない』と導いて下さったに違いない」と思い、家に帰ってからあっさりWEBで注文した。仏教徒だし。 100107:0707
もう7時になろうかというのに、まだあまり動きたくない。下の方からは、家族が起きて動き始めた音が聞こえる。という台詞を一階に居る僕が口にすればかなり腐乱死体なニュアンスを含むけれど、幸いなことに僕は二階に居る。そういえばフランケン・シュタインと腐乱死体の韻が似ているのは偶然だろうか。 四年くらい前に書いたコードを手直ししようと思ったら、新しく書き直す方が速かった。この週末あたりから本格的に今後の行動の計算をしよう。まだあまり動きたくないけれど。 100106:0646
畑仕事のため4時に起床。4時10分くらいに、自分が農家ではない事を思い出し、コーヒーを用意。Parallelsを起動したら自動アップデートが開始された。 暇つぶしに、先日の写真をアップロード。個人的には最後の写真がお気に入りである。未だにD200の半分も使いこなせていない僕だけど、ためらいなくフレキシブルにISO感度を上げられるっていうのは、やはり嬉しい。フィルムだとそこに制約がある分、思考回路がぐるぐると違った道を探し、それはそれで面白いのかもしれないけれど。 先日、Boot Campを作り直したところ、自動ログインしなくなった。どこで設定するんだっけ、そもそも設定した覚えもないけれど、と思いながら、アカウントのコントロールパネルを開いてみたら、この現象。Windowsの正式な振る舞いが僕の理解を超えていた。なんという乱暴なOSなのだ。それとも僕が、どこかの時点で注意喚起なり警告なりを見落としたんだろうか。 100105:0702
5時ぴったりに起床。目覚まし時計が鳴る直前にアラームをオフ。 リビングに暖房を入れ、二日前の夜にスーパーマーケットで買ってきたくるみパンを焼いて食べた。もしこれがくるみパンではなくてくるみ割りパンだったら、会社に遅刻していたかもしれない。冗談なんて、二十人に一人くらいの割合でうまく伝わればそれでいい、と思う。 遠くの屋根の上が、水彩絵の具でしか表現できそうにない不思議な淡い色に染まっていく。まばたきをするたびに紫の比率が変わってく時間帯。 100104:2150
ジョン・アーヴィングの「第四の手」を読み始めて、入浴中に39ページまで。この人の描くユーモアは、どれも「そんなアホな」と関西的なツッコミをせざるを得ないのだけど、とにかく荒唐無稽な展開が不思議と計算高く見えないのが驚嘆すべきところだと思う。 新年の挨拶で奥様の親戚方に招かれた際のこと、そこのおじさん(たしか繋がりは、奥様の父上の父親の従兄弟。つまり繋がり自体は非常に薄いのだけど、なぜか実際の付き合いがとても深い)が戦争の話に入るたび、皆がそっぽを向くのがユーモラスで面白かった。「ホフク前進で前を歩く友人の背中で、ウズラの雛が何羽もかえった」だとか、もう全体的に時系列を無視したサーカスのような物語なのだ。 僕はおじさんの話にアグレッシブなタイミングで相槌を打ちながら、隣りに座った娘に対して、ゾウの顔をつくるためのミカンの皮の剥き方を教えたりする。 100103:0918
正月休みの最後の日。奥様の友人たちが来宅する事になった。子供をあわせて総勢11名。僕にはせめて昼食の選択権があるらしく、「なにか食べたいものは?」と尋ねられたので「カレー」と即答した。四年くらい前からカレーと決めていた。 100102:0724
昼から実家でおせち料理とでたらめ鍋(鯛と蟹と鶏肉と豚肉が入っている)を食し、17時くらいに帰宅して入浴。奥様の作ってくれた雑煮を食べた。子どもたちは、餅で遊ぶのは好きだけど、食べるのはどうもあまり進まない。そういえば我が家では定期的に鮭フレークの流行が訪れる。僕は我が家で唯一、積極的に納豆を食べられる人間である。これは誇りに思って良い。 僕の父親が「犬を買おうかと思う」といい、母親が「誰が散歩に連れていくの」とたしなめ、僕の奥様が「年間の注射とかで、最低でも4万円くらいはかかりますよ」と指摘し、母親が「えっそんなにかかるの!」と驚いた。僕と奥様は「まず無意味な乗馬をやめればいいと思うよ」と思った。切り立った崖を下るのなら馬よりも鹿の方がやや有利である。 実家を出る頃には小さな雪が舞い初めていたけれど、自宅に着く頃にはやんでいた。標高が違うのである。21時過ぎに眠り、4時のアラームを意図的に無視して5時くらいに起床。本日は奥様の親戚の家へ年明けの挨拶に伺う予定。 100101:0933
ディスクを20枚ほど取り込んでみて、確かにアーカイブとはこうあるべき、という気がする。IXYを使っていた頃に作ったQuickTime VR(←めちゃくちゃ古いサイトデザイン)なんかも出てきた。 最近の動向は知らないけれど、キヤノンのMac系開発チームは本当に頑張ってたなぁと思う。 100101:0513
大晦日だというのになんのためらいもなく21時に眠り、4時に起きた。家中がいちばん冷え切っている時刻で、もちろん目を覚ますのは僕一人である。 コーヒーのための湯が沸くまでの間、テレビをつけたら歌番組とバラエティ番組が放送されていた。テレビ朝日に変えた瞬間に勝間和代さんが映ったので、「よし」と思いテレビを消した。2010年分の勝間さんはもう見終えたと言って良い。そう思いたい。 |