|
|
|
|
|
|
|
|
090730:0658
21時くらいに眠って2時に起床。「……さすがに早すぎる」と思ったので、「……さすがに早すぎる」と呟いてから、もう一度眠った。改めて5時に起床。 トースターにパンを入れて、お湯を沸かし、温めたフライパンに卵を二つ落とす。コーヒー豆を挽いて、冷蔵庫からハムとチーズを取り出す。チェックシートを埋めていくような動作。 昨晩、娘が熱を出して寝込んだのだった。枕元で「大丈夫?」と尋ねると、目を閉じたまま「アカネは牛さんの手になるやつをやりたい」と返事があった。数日前から遊び続けているWii Sports Resortに関連したうわごとのように思えるけれど、どれだけ説明書を読み直しても、そのようなスポーツは入っていない。 090728:0615
6時起床。昨日に引き続きぐったりした天気。 何かのニュース記事で「EXILE」という文字を目にするたびに、「EXCEL」と読んでしまい、コンマ数秒間、混乱する。 数日前、ユーモアフィーの支払いがありましたがまだ返信できず。しばしお待ちを。 090726:0930
5時に起きてプログラミングの続き。眠い時にコンピュータに向かうと、たびたびとんでもないアイデアが思い浮かぶ。 8時くらいに家族が目を覚ました。奥様はホットケーキを焼き、子供たちは仮面ライダーを見始めた。しばらくして奥様が、「このヒロインの娘はどうしても好きになれない」とフライ返しを手に深刻な顔で悩んでいたので、「比較的どうでもいい事なのでは」と助言を与えた。 確かに、テレビに映るヒロインの女性は、いつ見ても飼っている犬が骨折したばかりといった浮かない表情である。しかしここは仮面ライダーの世界なのだ。犬が骨折したっていいじゃないか。命に別状はないじゃないか。「やっぱり事務所のごり押しかしらね、ああいうの」と彼女は続けて言う。僕は黙ってホットケーキにバターを塗った。 090725:1833
土曜日。6時に起きてコーヒーを入れて、しばらくして家族を起こした。本日は幼稚園でバザーがあるのだ。僕は輪投げの手伝いという非常にクールな役回りを担当する事になっている。 9時半に家を出た。玄関のドアを開けたときにはぎりぎり曇天だったのだけど、200メートルくらい歩いた辺りで、唐突に、ナイアガラの滝壺に五千人の修行僧を並べたような、とてつもない大雨。あまりの雨粒の打撃力に、手をつないで歩いていた娘は大笑いし始めた。「今ならものすごく悟れる気がする」と一人の修行僧としてのハートを奥様に叫んでみたけれど、ぜんぜん聞こえていないようだった。 「旦那様がバザーのお手伝いをして下さるなんて、岡久さんのところは素敵だわ」的な、奥様方の評価をぐいぐい押し上げつつ、「これも修行の一つですから」とクールに装う拙者。だんだんキャラクタが不安定になりつつある。 090720:0947
日曜日は実家に遊びに帰り、子供たちがプールに入っている間に一人で黙々とプログラミング。黙々と、とは言っても、コーディング中ずっと「黙々……黙々……」と呟いているので、あまり効率は良くない。Radioheadのライブアルバムを聞いたりしながら、合計13時間くらい進めた。 眠ってから3時間くらい経過した午前2時くらい、とんでもない音量の雷雨で飛び起きた。僕は、まだRadioheadのライブが続いているのかと勘違いした。犬は部屋の隅で震えていた。奥様は懐中電灯を探し、子供たちは変わりなく眠り続けていた。人にも犬にもそれぞれの役割というのがある。 090717:0704
特に何の変哲もない日々。例えば先月の僕の生活との違いを無理矢理に見出すとするならば、"Man in the Mirror"を8億回くらいリピート再生し、"Stranger In Moscow"を6億回くらいリピート再生している点だろうか。つまり、全然違う。 そういえば高校生の頃、部活の先輩のKさんから、「マイケルの新しいのがめっちゃ良かったから貸したるわ」と純度の高い関西弁で言われ、2、3本のテープ(テープ!)を借りた覚えがある。僕はてっきりマイケル・ジャクソンの事だと思って、家のラジカセで繰り返し聞きながら「僕の思っていたのと全然違うジャンルの人だったんだな」と関心したのだけど、よくよく確認するとマイケル・ボルトンの事だった。という微妙すぎるエピソードがある。 ……だって、テープのラベルに「マイケル」しか書いてなかったのだ。人か猫かもわからない。 090716:0715
21時に眠って4時に起床。からりとした天気。あと二日働けばついに夏期休暇だ、と喜んでいたら、夏期休暇は娘の幼稚園の話だった。 最近、人に会うたびに、「……ところでマイケル・ジャクソンのCDまたはDVDを持っていないか」と病的な表情で聞いて回っているのだけど、意外とみんな持っていない。信じられないくらいに罪深い連中である。そこには救いがない。救いもなければCDもDVDもない。 もはやiPhoneは身体の一部と化した。 090713:0055
土曜日は深夜25時に眠り、日曜日は8時に起床。 午前中は奥様が体調が優れないとのことなので、子供二人を連れて買い物に行った。休憩用のテーブルに座って三人でソフトクリームを買って食べた。昨日から息子がしつこく「ミナトはネコの形のアイスクリームが欲しいんだけど」と言っていたので、適当に検討をつけてソフトクリームにしたのである。彼はソフトクリームを食べながら、非常に満足した表情を示したけれど、基本的に猫という生き物の造形を誤解している可能性がある。 昼過ぎになると、水彩で描かれたムーミン谷のような眠気が唐突に訪れたので、抵抗することなく横になった。16時半に目が覚めた。ちょうど僕の部屋にまで、ゆっくりと肉じゃがの匂いが届いたところだった。 090712:0240
夕方、変な時間に眠ったせいで、ぜんぜん眠くならない。 特に悩む余地もなく、話題のドラゴンクエスト9は買わなかった。8も買っていない。というよりも、そもそもPlayStation 2を買っていないのであった。でもDSで発表されたこっちは、出たら半ダースくらい買うかもしれない。 写真のページはbicoid fragmentsと改題して統一。過去の写真も一応移転したけれど、基本的にはiPhoneによるリアルタイム更新を主眼に置くページ。Twitterとかmixiとか、あるいはいわゆるカタカナで表記されるところの「ブログ」が嫌いな僕だけど、こういった、写真程度のリアルタイム性の持ち込み方は嫌いではないかもしれない。 090711:1036
あまり写真が分散するのもどうかと思うのだけど、iPhoneから直接更新できるのは楽しいので新しくMobileMeに写真ページを用意してみた。何の脈絡も説明もなく随時更新される予定。 090711:1013
夕食の際に奥様から「というわけで岡久君は輪投げ担当になったから」と言われた。「うん」と返事をしてしばらく食事を進めた後に不意に疑問が持ち上がり、「……輪投げ?」と返事をすると、「輪投げ。幼稚園のバザーの担当」。 「……僕は自転車置き場の整理係だったはずだけど」とさらに質問を投げた。彼女は少し困った様子で、「それが変更になったから言ってるんでしょう。子供の輪投げをお手伝いして、うまくいったらトランペットを吹くだけ。簡単でしょ」と言われた。意味がわからない。この時代に、幼稚園のバザーで輪を投げて、誰が得をすると言うのか。 ゆっくりと慎重に言葉を選び、「誰かの助けを借りて成し遂げた輪投げに、いったい何の意味があるだろう」と尋ねてみたけれど、返事はなかった。奥様はもうあちらの部屋に移動していた。辺りにはトランペットの音は聞こえなかった。 090708:0111
仕事中、ちょっと納得のいかない出来事の経緯を知ったので、たちまち気分が悪くなった。誰かの悪意に基づくものではなくて、どちらかと言えば「あるべき道理がない」という、喪失感や空回り感みたいなものだった。状況を目に見える形に、ひとつのアイコンとして具象化する必要に迫られ……、という言い訳にすがるようにして、1TBの外付ハードディスクを購入して帰宅。 帰宅してシャワーを浴び、食事を済ませた頃、村上君からチャットへのお誘いの電話。数日後に北海道へと旅立たれる共通の友人を、ともに見送らないか、との事。ビデオチャットでは何か足りない気がしたので、僕もお邪魔する事にした。主たる用件は、送別ではなくiPhoneの自慢である。 電車に乗っている時から往復していた会社の後輩との往復メールに最後の挨拶を送って、髪を乾かしてから車のキーを回した。20分くらいの運転で逆瀬川へ。22時から90分間ほど、ちょっとした送別会。またはiPhone 3GSお披露目会。あふれる感動の涙。特に後者に。 僕はいつだって強く思い返す事だろう。出会いがあれば別れがあり、Wi-Fiがあれば電波が届くのだ、と。 090706:0110
YouTubeでマイケル・ジャクソンの映像を何度も見ていたら、奥様が「……岡久君、ファンだったっけ?」と質問してきた。「四日くらい前からずっとファンだ」と返事をすると、宇宙の最初の段階以来の沈黙が部屋に満ちていくのがわかった。 僕たちの世代の人間は、いくつかの物差しで、その人間的性質を大別する事ができると僕は考えている。僕が一番多く用いる物差しは、「尾崎豊を通過した人/通過しなかった人」という指標なのだけど(ほとんどの場合、僕は「通過しなかった人」と親しくなる傾向にある)、マイケル・ジャクソンもそんな風に当てはめる事ができたかもしれない。 090705:0858
6時に起床して家中の窓を開けた。不思議な曇り空の日曜日。Podcastを更新。今度は延々と二人喋りです。 090704:2249
ふと考えてみれば、この建物ができたのは僕が小学校の三年生くらいの事だから、およそ十年くらい前の事である。僕の体内時計では。……もう少し一般的な暦で計るならば、二十数年前という事になる。二十数年。結構な年月だなと思う。それだけの年月があれば、比較的まともな小学生が、道を踏み外して極度にマニアックな方向へと人生を方向付けるのに十分であろう。 昼食を終えて子供たちと遊び、何かの折に実家の洗面所で手を洗った。流しの下の引き出しを開けると、すごく簡単に動いた。その事に僕は不思議な違和感を感じた。以前はこの引き出しの奥に、大きくて変な模様の猫が眠っていて、毎日、洗って畳まれたばかりのタオルが猫の毛まみれになっていたのだ。みんなその事に不満を言い、毎日、その大きな猫と、毛にまみれたタオルにため息をついたのだった。 世の中は徐々に快適になっている、と耳にする。確かに、猫の毛にまみれていないまっさらなタオルは、とても心地良い。あまりにも心地良いので、僕はその事実に何も感じない。快適になり、鈍感になり、いつしか引き出しが軽くなっていく。 090704:0030
曇天の会議を終えて24時に帰宅。帰りの電車の中で、隣に座ったカップルが何の脈絡もなく西遊記(ドラマとか映画とかではなく、れっきとした古典)の話をし始めたので、心の底から無視する事によってエネルギーを消耗しないように気をつけた。 iPhoneライフはすこぶる快適。これを身につけているだけで、一度は諦めたバレリーナの道を、もう一度目指そうという勇気が湧いてくる。喩えるならば。 090702:2248
マイケル・ジャクソンさんが亡くなってから、CDやDVDが爆発的に売れているというニュースを目にした。僕のように根っからのファンからすると、そうした情景にはなにかしら資本主義の成り立ちの負の側面が照らし出されているようにも見えて、少し悲しく思えてしまう。悲報で意識が向いた程度のにわかファン達に、彼の音楽の、表現の、あるいは存在そのものの、何がわかるというのか。ちなみに、僕はちょうど二日前から、唐突にマイケル・ジャクソンさんの熱狂的なファンである。アルバムは一枚も持っていないし、一曲も(一曲も!)通しで聞いた事はないけれど、どこかのサイトからリンクされていたMTVの動画を見て虜になってしまった。 虜になっているといえば、ロックンロール、虜になるという現象、そしてフランス国旗とを掛け合わせて、「虜ロール」という造語を先ほど起案したのだけど、マイケルの音楽は一般にはロックンロールとして評価されているわけではなさそうだし、ここまでの文脈においてはフランスも関係ない。僕は時々、人と対面しているときに「あ、しまった。これは言わなければ良かったな」と後悔する場面があるのだけど、この文がその代表的な例である。 Mac People、MacFan両誌に、bicoid STUDIOやらTylusやらが紹介されております。ありがとうございます。 |
|
● Copyright (C) 2001-2009 Nobuyuki OKAHISA All Rights Reserved. ●
|