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080731:0136
小野不由美さんの東亰異聞を読んでいるため、ここ数日間は電車の中でコンピュータを開いていない。 先日、ついに、僕の原付のハンドル周辺に延々と蜘蛛の巣を張り続けている張本人と対面したのだけど、考えてみればその蜘蛛は、僕と比べてもずっと長い時間、おそらく片時も離れずこの原付の側に居る訳で、これじゃどちらが所有者なんだかわからないなと思った。思ったけれど、蜘蛛が運転するにはハンドルが足りないし、自賠責保険も僕の分しか支払っていないので、「どきなさい」と言った。 080730:0126
月刊誌Mac FanとMacPeople、それぞれの9月号にSenebierを取り上げて頂きました。ありがとうございます。MacFan誌においては、なんと見開きの特集ページ(……うろ覚えですが、たしか『ソフトウェア作家という名の貴族たち』という特集記事だったと思います)で取り上げて頂き、恐縮しております。 このありがたいお話をメールで頂いたのは一ヶ月ほど前の事なのですが、ちょうど数日おきにSenebierをバージョンアップさせているスケジュール管理の無茶苦茶な時期でもあり、すっかり緊張した開発チームは、急遽、Nobby先生のインタビューPDFファイルをなかった事とし、あたかも優等生的な真面目なソフトウェアを作っているフリをしたのでした。……とかいいつつ、次バージョンのリリース当たりで再びインタビューの続きが掲載されるのが、bicoidSoftwareという開発チームのよくわからないところです。 MacPeople誌においては、これまた驚きの、全セレブ必読のオンラインウェア一問一答コーナーにてご紹介頂いています。このコーナーは、恋愛下手な現代の若者たちに向けて、百戦錬磨の恋愛教祖氏が、的確かつ温かみのある助言を与えて下さる名物コーナーです。「Q)別れた彼女のことがどうしても忘れられません → A)そんなあなたにはSenebierがお勧め。ラッキーアイテムは、高校生の頃に気取って買ってみたけれど二度と使う事のない懐中時計だよ」といった感じです。 誌面の説明のほとんどは嘘ですが、それはともかくとして、Senebierを掲載することを選択して下さったり、実際に記事の編集に携わって下さった方々、ありがとうございました。ご期待に縫えるよう頑張ります。縫えるよう? 080729:0014
近頃、頭の回転が妙に遅い。会話の流れにふさわしい言葉を見つけるのに時間がかかるし、せっかく見つけたそれも、口に出してみるとどこかずれているような気がする。たぶん、一日中別のことを考えているせいだ。頭の奥でくぐもったプールサイドの音が聞こえ続けている。 会社の人間から酒の席に誘われたけれど、僕は呼ばれてはいない気がしたので断った。仕事場からの帰り道に見た雨上がりの夕焼けがとても綺麗で、子供の頃、スイミング・スクールから帰るときに見た、壁に伸びた自分の影を思い出した。右手に下げた奇妙な形のバッグを、サッカーボールみたいに何度も蹴り上げた記憶。いったいぼくはなんさいだろう。 電車を降りて改札を抜ける頃には、夕焼けは闇に沈んでいた。 080727:2244
僕は基本的に社交性抜群の人間なので、ガソリンスタンドは誰とも会話せずに済ませられるセルフサービスの店を好む。申し訳ないとは思うんだけど、どうしても、判で押したように快活すぎるあのガソリンスタンドの従業員が苦手なのだ。これは大げさな話ではない。実際のところ、毎回、甲子園に行けなかった球児のように覇気のない表情で給油してくれる従業員の働く店ならば、ためらう事なく繰り返し訪れたことがある。 日曜日の夕方。家から一番近い距離にあるセルフサービスのガソリンスタンドを訪れ、慣れた手つきで清算を済ませていると、女性が回覧板のようなものを大事そうに抱えて僕の横に立っていた。はて、こんな所にまでPTAの役員の方かしらん、と思ったけれど、すぐに僕とPTAとの間に接点がない事に思い至った。 「……いま現金でお支払いになられましたよね。こちらのカードをご登録頂くと、今後当店では割引価格でご利用になれるんです」と、女性の口からは淡々と台詞が並べられた。「あ、結構です」と返事をする僕。僕の財布にはこれ以上カードを入れる余地はないし、そもそも僕がガソリンスタンドを選択する理由は、料金ではなく従業員との接点がいかに少ないか、である。 女性は納得がいかない様子で、「でも無料ですし、手続きはほんの三分もあればできますので」と続けた。彼女は微笑みもせず、怒ってもいなかった。その顔には驚くほど表情がなかった。僕はできるだけ優しい口調で、「この店のガソリンがそれほど高い料金だとは思わないし、僕には三分の方が貴重です」と述べた。「でも、一度カードを作ってしまうだけで、お客様は今後ずっとお得なんですよ」としつこく言葉が続けられたので、「得かどうかは僕が決めることです」と返事をして、それ以上は話を聞かずにエンジンをかけた。 僕は基本的に無に等しい社交性しか持ち合わせていないのだけど、それゆえに、最近気づいた事がある。社交性には、ゼロよりも低いマイナスの値が存在するのだ。 080727:1523
食事以外の時間、僕は数年前まで生活していた元自室でコンピュータを開き、プログラムを書く。思春期を過ごした部屋というのはやはり独特の空気を持っていて、単純な懐かしさとは違った、心地よい孤独感を持ち合わせているように感じる。といった事を書いていると、誰かに耳をつままれて、そのままリビングにつれて行かれる。僕は「痛いし、なぜ左耳ばかりなんだ」と抗議する。 知り合いが「自分には何の能力もない」と口にした。冷静に自己評価する能力がある。 080727:0249
今更このような言葉を並べることに、どれほどの意味があるのか僕にはわからない。僕がどんな風に現状を説明したところで、それによって本当の意味で誰かの気持ちを救えるとは到底思えないから。……けれど、もう一人の僕は思う。そうした思考の一切が「逃げ」なのではないかと。僕はさきほどまでの僕とは異なり、何かに対して執拗に怒っている。僕は逃げるわけにはいかない、とその僕は言う。最初からわかりきっていた事だ。今、僕は思いのままに声に出さなければいけない。 サイトの更新を休止している間、すっごい楽でした(^ ^) と。 初めて稚拙なWEBサイトを公開したのはもう十年も前の事だけど、ドメインを取得して、今のような形でサイトを運営し始めたのは、まだほんの三年ほど前の事だ。三年間、身の回りで様々な出来事があったけれど、今回のように休止宣言を発して十日間も手を付けずにほったらかしたのは、初めての事だ。なぜそうする必要があったのか。ここで具体的に述べるつもりはない。そういった事は僕よりもセミの方が詳しい。 サイトの運営、特に日記については、僕はほとんどの場合、夜中に家族が寝静まってから台所で文章を書くというパターンだった。だから原則としてこのサイトの記述はスケールが小さい。根本の発想からして台所的宇宙に支配されていると言える。でも、見方を変えれば台所は人々の笑顔を生み出す場所でもある。香ばしいトーストの香りと心地よいコーヒーミルの響きに関しては、セミよりも僕の方が詳しい。 十日間で何が変わったのと問われても、何も変わっていないと答える。けれど、何が変わらなかったのかと問われたならば、何もかもが変わったんだと答えるかもしれない。はやく屏風の虎を捕まえてくれと言われたならば、首を振って嫌だと答える。宇宙人に連れ去られそうになったならば、待ってくれ俺も宇宙人だと抵抗する。 もう一度、十日間で何が変わったのと問われたら、君にしかわからないよと僕は返事をする。 080726:2355
娘と公園で遊んでいる時、足下の地面に四つ、セミの穴が口を開けているのに気がついた。 「どうして地面に穴があいているの?」とそれらを不思議そうに覗き込みながらアカネが言った。小枝のようなもので穴を突き、様子をうかがっている。僕は「セミが住んでいた穴」と簡潔に答えてから、「きっと穴の中が狭くて嫌になっちゃったんだ」と言葉を続けた。彼女は真剣に穴の奥を見つめ、小枝を動かしている。僕は「突ついても、もう中にはいないよ」と笑った。 アカネは軽く僕の手を引き、何度かスニーカーの踵を地面に打ち当てながら「落ちたらあがってこれない?」と質問をした。僕は数秒考えてから、「そんな事はない。なにしろ足が六本もある。探し物が見つかれば上がってくる」と返事をした。「おやつの時間にもあがってくる?」と彼女は嬉しそうに続ける。「おやつの時間にも上がってくるね」と僕は彼女の頭を撫でながら微笑んだ。 ちょうど公園の反対側から妻が僕たちを呼ぶ声が聞こえた。僕はアカネの背中に手を添えて「行っておいで」と囁いた。彼女は嬉しそうな声を上げて、ハーフエルフのような不思議なフォームで駆け出す。それを見届けた僕は、もう一度ゆっくりと視線を落とした。穴は消えていた。 080716:2356
これまでにあまりこういった予告を記述した事はなかったと思うのだけど、一週間ほどbicoid.comの更新を完全に停止します。理由は、多忙なため……、という台詞がただの言い訳に過ぎない事は、今これを読んで下さっている方々にはすぐにばれてしまうと思うので(僕の忙しさとサイトの更新頻度は「正」比例する)、より正直に言えば、優先順位の問題。 ご心配頂くのも恐縮なので先に述べておくと、別に、土曜日と日曜日がひっくり返るような大きな問題が起きたわけではありません。……それはそれで、誰も気づかない可能性が高いな。……ええと、つまり、僕が抱えているのは社会全体から見ればほんの些細な問題かもしれない。誰にも理解してもらえないかもしれないし、無視してしまえば楽にやり過ごせるようにも思える。でも、僕はそれに関わった自分を無視するわけにはいかないと思っているのです。 まぁ、たかが一週間のこと。……いや、自信がないから10日間にしよう。再開も再会も7月26日。普通のサイトなら、一週間更新しないくらいよくある事だと思うのだけど、これからの自分の振る舞いに区切りをつけるために記述しました。今ふと思ったんだけど、これだけ真剣味を帯びたテキストを記述しておいて、7月26日の僕が完全に性転換を終えていたら、なんというか、「勝手にやっとけよ」と思いますよね。うん、僕なら思う。 080716:0111
ひとつできたと思ったら、別の部分が駄目になる。完成したと思ったら、最初から設計を間違っている。ようやく形の合うピースを見つけたと思ったら、そもそもピースの綴りが違う。 ここ何日もの間、近くの人間にそうした指摘をし続けていたら、自分も同じ幼稚な間違いを積み重ねていた。「こんなはずじゃなかったんだけどな」と口にする資格はない。どんな「はず」かを想定していなかったからだ。 080714:0603
夜が明けて空が白み始める時間が本当に好きで、一時期、その時間帯に起きているためにあえて生活のリズムをずらしていた事がある。 12時間の眠りから覚めた僕は、ほとんど水みたいな温度のシャワーを浴びて、アイスコーヒーを用意した。4杯あれば朝までは足りる。幾つかのサイトを閲覧して、抜け落ちたここ2日間の情報を取得し、メールを4通送った。写真をコンピュータに取り込んでいる間、30分ほどかけて台所の洗い物を片付ける。そして文章を書き始めた。夜にしか書けない猫の話だ。 何時間かすると、古いガソリンスタンドの看板の向こうから太陽があらわれる。僕は椅子に腰掛けたまま、右肩越しにその風景を認めた。さほどロマンチックでもなければ、心を揺り動かされる何かがあるわけでもない。ただの朝の太陽だ。でも、ただの朝の太陽がのぼった事に、僕は深く安堵する。 家族はまだ眠っていて、アイスコーヒーはまだ残っている。風は止んでいて、猫は半年前に死んでいる。僕はじっと太陽を見ている。 080714:0308
眠り続けた。眠り続けるに至る経緯を説明しておくと、 土曜日、13時半にあえて仕事を終える→ 梅田の地下街でたこ焼きグラタンを食べる→ 帰宅後、子供を風呂に入れ、友人の喫茶店を訪れる→ 時間差で後藤君と林君が訪れ、19時から25時まで喋り続ける→ 帰宅し、26時半に睡眠→ 日曜日、7時半に子供の殺人エルボーで起こされ、海遊館へ→ 海中トンネルをくぐっている時に僕の父親が貧血になる→ 従業員専用の無機質な裏通路を幾つか通って、振り出しに戻る→ ゆっくり回って写真を150枚。昼食をとり、15時前後に帰宅→ 眠る→ 12時間、眠り続ける→ 今に至る。 080712:1039
土曜日。事務所。右耳からColdplay(iPod)、左耳から杏里(愛すべき先輩の大音量FMラジオ)。要するにいつもの土曜日。 080711:0231
Senebier 0.95をリリースしました。変更点は下記の通りです。 頂いたバグレポートを解消しようと試しているんだけど、うちでは2台のマックで再現せず。ううむう。どうしたもんか。 マニュアルに書き漏らしましたが、一部キーの割当が変更されています。Senebierリスト(旧ウインドウリスト)上で、選択したウインドウを閉じるには、WキーではなくCキーを使用してください。WキーはSenebierリストをウインドウ一覧に切り替える機能に割り当てられました(言葉だとややこしいので、使ってみてもらえればわかると思う)。 080710:2300
画像下にある「プライマリ・リスト」は、トリガーに応答して画面に最初に表示するリストを環境設定から選択かの脳もの。あんまり「アピアランス」じゃないんだけど、場所が余っていたので。 080710:0304
いろいろ考えていたら寝られない。またひどい夢を見るんじゃないかと怖くて。 080710:0149
と、暗い話ばかり書いて同情を買っても仕方がないので(同情では美味しいやきそばは食べられない)、数ヶ月前に見た非常に頭の悪い夢の話。 僕は女性っぽい服装 ー昔でいう"ネグリジェ"ー を着ていて、古びたホテルの柔らかいベッドに眠っている。意識はやや起きていて、周りの風景はなんとなく把握できている。しばらくすると、隣のベッドに腰掛けたヒッピー風の格好をした村上春樹がゆっくりとこちらを振り向き、「ユミヨシさん、朝だ。そして遅刻だ」と告げた。なんてひどい夢だ。夢占いの本があれば「人違い/ファン心理/誤読/台詞はクール」などのキーワードでこの心理の内面を探ってみるんだけど。 暗い話といえば……。以前、このサイトの過去のアーカイブをごっそり消した時に、「日々の軽い話はどうでもいいけれど(←原文ママ)、長くて暗い真面目な話は読み返したい時があるからリンクを残しておいて下さい」という、非常にパンチの効いたありがたいメールを頂いた事があった。確かに、たとえば僕が見たくだらない夢の話なんてのは、皆さんにとってはどうでも……、ってコラ。失礼だ。いま腹が立ってきた。 080710:0055
いろいろあって最低な気分。しかし「僕、今いろいろあって最低な気分なんだけど……」と言う相手がいない。といっても、そんな都合の良い相手はいないのが普通で、これまでの僕が恵まれていたのだった。嫌な出来事を昨日から一つ引きずり、今日二つやり過ごし、新たに一つ予告された一日。 日付を回った頃に帰宅すると、珍しいことに奥様が眠っていた。物音を立てても起きて来ないので、もしかしたら冬眠したのかもしれないと考えたけれど、まだ時期が早い。きっと、今日、向こうの両親と一緒に子供を水族館に連れて行ったから、疲れ果ててしまったんだろう。 080709:0129
ううむ。Senebier 0.93、微妙にバグってました。「最近使った……」リストを表示してから、Escキーでリストを非表示にしても、選択した項目が起動してしまうという現象。さっそく帰りの電車の中で治したけれど、もう一点見直してみたい箇所があるし、頂いたバグレポートに関しても調べたいので、次バージョンのリリースは金曜日にします。 ちなみにこのムービーは次期バージョン、0.94を飛ばして0.95。ウインドウリスト→Uキーで「最近訪れたサイト」がリストに表示されるようになります。こんな風に、まず自分が便利に思える機能を付け足してみて、結果的にそれで他の人にも喜んでもらえるなら、とても嬉しいんだけど。 080708:0223
なぜこれほど無茶苦茶な頻度でアップデートするかと言いますと、今週あたりから僕、本格的に忙しくなるので、なんとか一息つけるところまで走りきってしまいたかった、というのが大きいのです。これからしばらくは、頂いたバグレポートの検証に入りますのでここまでの頻度でのアップデートは致しません。できません。 ダウンロードはこちらからどうぞ。 080707:0231
昨日、コンビニエンスストアでお金を払う際、1円玉を落としてしまった。徹夜明けでぼーっとしていた僕は、それがどこへ転がったのかまったく見ておらず、ただなんとなく重さからして一円玉だったような、と考えていた。若い店員さんは不要なレシートを捨てるボックスの中まで探し始めてくれて、「いや、あの、別にいいです」と何度か繰り返し断っていると、店の奥から、50代か60代の演劇部卒とおぼしき店主の女性が何の脈略もなく現れ、「お客さん……、1円を笑うものは1円に泣くんですよ!」と、なんだかずいぶん強い語気で、自分で思いついた台詞みたいにおっしゃった。 思わず僕は「笑ってません。いや……、具体的に言いましょう。僕は1円を笑うどころか、今のこの限られた瞬間の中で、狂おしいほどの情を断ち切って、一円という名の彼女に最後の別れを告げたんだ。あなたにいったい何がわかる」と言い返しそうになったのだけど。どう考えてみてもあちらの意見が正論であり、演劇部的な勝負にも負けていると思えたので、黙って一緒に探した。わりとすぐに見つかりました。 世の中のすべての人は、演劇部的な人と演劇部的でない人とに分けられると思っている。 080706:1844
このようにうさんくさいソフトウェアを作り続けていますと、ごくまれに、外人さんからの問い合わせがあります。しかしながら、僕はもう何年もの間、多忙のため米国やフランスはもとより生まれ育ったギリシャを訪れる機会さえ持たないため、語学力にやや迷いがあります。そこで、Senebierのマニュアルを英語かエスペラント語に訳してくださる方がおられると、大変助かります。 お礼としましては、世の中に出回っている数が少なく、非常に貴重であるとされる、僕のサインつきサインを差し上げます。サインつきサインと申しますのは、色紙に大きく書かれたサインの傍らに、小さく同じサインが書いてあるだけです。確かにあまり面白くないかもしれません。コンパの席でこういったものを見せたところで、下手をすれば色紙を取り上げられ、破られてしまう可能性さえあります。「試しに、お前これにルビを振ってみろ」と、空気という漢字が書かれた紙を手渡されるかもしれません。結局のところ、ルビを書いても書かなくても「帰れ」と言われるかもしれません。 でも、僕は思うのです。そもそもの始めから、徹夜とは、あるいは残業とは、人からユーモアの力を奪いさるものではなかったか。34日間も連続で出社しておきながら、面白い事を言うなんて無理な話なのではなかったか。 というわけで、話を戻します。暇なのでSenebierのマニュアルを英訳してあげます、という方がおられましたら、「暇なのでSenebierのマニュアルを英訳してあげます」というタイトルで、サポートまでご連絡ください。Pagesをお使いの方がおられれば、日本語マニュアルの原本を提供致しますし、それがお手数であれば、現在の日本語マニュアル上の文章をそのまま英語に置き換えて下さり、その英語案をメール本文に記述して下さるけでも結構です。また、当ソフトウェアはバージョンアップ頻度がかなり高いと思いますが、とりあえずは正式バージョンの際に用意して下さるだけでもありがたく思います。 再度注釈しておきますと、サインつきサインをお望みでない方におかれましては、コサインつきコサインというまったく別の視点に基づいた品物が……。よろしくお願いします。 080706:1558
メニューを確認したところ、オニポテセットは用意されていなかったので、Aセットを食べました。仕事に戻る。 080706:1253
また、将来のバージョンとの互換性を考慮し、ガジェットランチャの呼び出しにAキーを使用する方法について、マニュアルの記載を除外しました(当バージョンでは、実際にはまだAキーも機能します)。 080706:0252
慣れればすばらしく便利かもしれないけれど、慣れなければあまり便利ではないかもしれない。また来週のどこかでリリースできればと考えております。 080706:0159
このまま待っていても仕方が無いので、近所のコンビニエンスストアまで。3時のおやつとミネラルウォーターを購入してUターン。2時になる直前に、ぜんぶ食べた。 080705:2236
レジを叩く令嬢に、三週間目にしてこの店の全メニューに飽きた事を手短に伝えると、「仕事や社会なんてどうだっていい。今すぐこんな場所抜け出さないか」と、初期のTMネットワークのようなふわふわした台詞を並べてみたところ、「店内でお召し上がりですか」との返答。ようするに現実と空想が接近してきている。「持ち帰ります」と簡単に返事をして今に至る。 普通に食べたのではこのどうしようもない空気に救いが見えないので、バイキング形式としてみる。向こうのテーブルに並べて、必要なものを必要な分だけ歩いて取りに行く感じで食べてみよう。ニラないニラない。 080705:2002
空腹。空腹と空白は近いけれど、実は空白と幸福も近い。 目の前の人が、ヘッドフォンをしたままかれこれ10分ほど動かない。ティッシュペーパーのようなものがあれば、とりあえず呼吸の有無くらいは確認できると思うのだけど、確認したところで得るものがあるわけでもないし、既に息を引き取っていた事がわかれば、それはそれで大変であろう。 従って、僕も考えるのをやめてヘッドフォンをし、微動だにしない事とする。誰も近寄ってこなければ、もう二度と動かないかもしれない。案外、人類というのは、こんな風に静かな思い込みの重ね合わせで終わっていくのではないかという気がする。 080705:1249
Mac OS Xが管理している「最近使った項目」って、すごく便利なはずなのだけど、いまひとつ各項目へのアクセスに利用している人が少ないように思える。特にLeopardでは、こうした項目をDockにスタックとして表示する隠し機能もあるくらいなのだけど、個人的にはあまり使わない。Dockの拡大機能を使用しない僕にとって、1タイル分の設置面積がもったいないのだ。 何が言いたいかと言うと、期待しておいて下さい、という事。 080705:1044
土曜日。事務所。僕がiTunesでお気に入りのColdplayを鳴らしていると、遅れてきた我が尊敬すべき上司が、いつものように大音量でFMラジオをつけた。思わず愛を告白しそうになったのだけど、この衝動が自身の睡眠不足に起因するものと思い至り、とどまる。上記のように、「世界はメロディに満ちている」という表現は、基本的には弱者の空しさを意味する。 阪急電車の中で向かいの座席に座った、カマキリに似た挙動を示す青年が、「超古代文明」という本を読んでいた。僕なんて三日前の出来事さえ確かな形で思い出せないのに、興味を持つ度合いが違うな、と思った。「超古代文明」というタイトルで三日前のことを記述してある本だとしたら、それはそれでクールだと思う。 080705:0303
死んだらお星様になる、とは昔からよく聞くけれど、最近の僕は、眠ったらお地蔵様みたいになる。エネルギー温存のため、微動だにしない。 080705:0149
終電で帰宅。連日の残業に、今にも力尽きそうな足取り。最後の気力だけでなんとか土俵際に立っている感じ。もっと言えば、最後の気力だけでなんとか土俵際に立っている行司みたいな感じ。なんだよ力士じゃねーのかよ、まずお前が戦えよ、と、周囲から投げ込まれた座布団を華麗に避け、ただひたすらに空中を舞うちくわを摂取。何が言いたかったんだか思い出せないけれど、ファミコン版忍者ハットリ君にはとりたてて関係のない話だった事は確かである。 手になじんでおられる方には申し訳ないのですが、次にリリースする予定のSenebierでは、一部キーボードショートカットが変わります。ガジェットランチャを呼び出すには、Aキーではなくスペースバーを使用するよう、今のうちから慣れておいて下さい(つまり、Aキーは別の事に割り当てます)。もちろん、あらゆる設定をカスタマイズできるようにするのが最終目標ですが、当面は体力的にも時間的にも余裕がないので(このような状態を土俵際と言います)。 いつもの後輩に、「『物々交換』って言葉を聞くと、自分と他人との間で、顔の皮膚の表面上にできた気味の悪いブツブツした突起物をちぎり取って交換するイメージが思い浮かばない?」と尋ねたところ、「ええ、そうですね」との返事。あまり興味はなさそうだったけれど、久しぶりに意見が合致した。その勢いを借りて、Senebier 1.0正式リリースに向けての新しいアイコン作成を要請しました。 とはいえ、最後に評価するのは当然Nobby先生なのだけど。 080704:0716
意味不明な時間にリリースされたSenebier 0.91ですが、一点困った挙動が見つかりました。 まだまだ調査してみる必要がありそうです。 080704:0220
また、新機能でも改善でもないのですが、今後追加する予定にある機能との整合性のため、アシストフレームを移動する際の「ゆっくり移動」の修飾キーが、コントロールキーからシフトキーに変更されています。ご了承下さい。ダウンロードはこちらからどうぞ。 080703:2025
仕事場。コンパイル中。僕はコンパは嫌いだけど、コンパイルは嫌いではない。コンパには何か強い脚色性のようなものを感じるけれど、コンパイルにはその逆の要素がある。ここで重要なのは、コンパとコンパイルはそもそも比べる対象ではないという事だ。 プログラミング話。以前にもここに書いたけれど、Senebierのアシストフレーム機能に実装したいのにどうしてもうまくいかない、のが、リサイズ機能。コーディングが難しいというのではなく、一部のアプリケーションでAPIが狙った通りに機能しないのだ。 で、タイムリーな事にここ数日の間に、ウインドウの移動/リサイズ機能を提供するWindow Wranglaerというアプリケーションが各所で紹介されていた。どうやってこの問題に挑んだのだろうか、と期待しつつ試してみたのだけど、結果としては、やっぱりiTunesとiPhotoはアウトでした。ちなみにAppleのメーリングリストではここに記述が。僕の英語力では「外人さんがすげぇ困ってる」ということくらいしか読み取れませんでした。 これ、今後のOS側のバージョンアップで対応してくれるんでしょうか。 080703:0230
朝、仕事場へ出たら、部屋の一番偉い人にずいぶん真剣な表情で「どうしたの」と尋ねられた。午前中はガラパゴス諸島のゾウガメの真似をして最低限のエネルギー消費で生存することを日課とする僕は、質問の意味がわからず、「亀にもわかるようにもう一度説明願えますか」と尋ねた。 どうやら、亀であることを差し引いても相当顔色が悪かったそうで、貧血で倒れる直前の人にそっくりだ、との事。あいにく、僕は貧血で倒れる直前の知り合いをそう多くは持たないため、その方の表現がどれくらい的を射たものか判断しかねた。けれど、同じ部屋の別の人にまで言われたくらいだから、相当疲れた様子であった事は確からしい。 疲れているのに頑張っていることを褒めてもらおうと、夕方になってから後輩に「君はもう少し僕を褒めるべきだ」という非常に人生哲学に富むありがたい話をしたのだけど、「……わかってますよ。うん、岡久さんは頑張ってます。で、今ちょっと忙しいから後でいいですか」といった適切な返事をもらった。 僕とゾウガメの最大の違いは、甲羅を持つか否かではない。レタスを後に食べるか先に食べるかの違いである。 080702:2111
仕事場。打つ手がなくなって白目で休憩中。 Senebierのウインドウリストに、時折ヘンテコな空白タイルが発生してしまう問題は、手元の環境で暫定的に対応しました。が、どうも美しくない。入り口で対処できないから出口を塞ぐようなやり方なので、もう少し考えてみる予定。 080701:0300
最近、就寝時刻が当たり前のように3時を超えるようになってきた。ちなみに昨日は3時半に台所で時計を見てから布団へ入ったのを覚えている。 平日の朝は6時45分に起きるので、実質、えーと……、12時間近く寝ている事になるのかな?(←現実逃避) このサイトの更新をリアルタイムに見ている貴方は、かなり危険ではなかろうかと思ったりしつつ、そろそろ意識を失います。 080701:0228
箇条書きにて。 |
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